春はあけぼの、冬はグリップヒーターと言われているように寒い時期にグリップヒーターが重宝されてきた。
というわけで冬に備えてグリップヒーターを取り付ける。今回取り付けるのはKaedear製のロールヒーターだ。この子の特徴はグリップの上から巻き付けるだけで済むので作業が圧倒的に楽。配線作業はもちろんあるのでそれは面倒だが、グリップを除去してグリップヒーターをはめる工程がかなり面倒くさそうと感じたので楽な手法を取ってみる。しかも安価だしレビューも良さげだったので試しに購入してみた。
結論、温かさは充分だったので楽に安く取り付けたい人は参考にしてほしい。
準備物
- Kaedear製グリップヒーター(ロールヒーター)
- Kijima製アクセサリー電源ユニット
- インシュロック
- ニッパー、六角レンチ、スパナ、電工ペンチ
Kijima製アクセサリー電源ユニットの取付は下記記事を参考に。
取付の様子
配線端末処理
まず最初に電源の端末処理を実施。理由はアクセサリー電源ユニットの端子がギボシ端子だからそれに合わせるため。開封した状態はY端子が接続されているため、ギボシ端子部分で離線。利用者の気持ちを汲み取ってこのような配線にしてくれているKeadearさん、好き。

Y端子を離線するとギボシ端子のオスオス(CA/CB104適合)が出てくる。これだと黒線がアクセサリー電源ユニットへ接続できないためメスに変更。アクセサリー電源ユニットのギボシ端子はオスメスがデフォルトでついているが、なぜメスメスにしないのだろうか。理由を知っている人がいたら教えて下さい。

黒線端子をメスに変更した。それに合わせてカバーもメス用に変更。ちなみに端子はグリップヒーターに同梱されていないので別途購入する必要がある。しかし、Kijima製アクセサリー電源ユニットかエーモン製電工ペンチセットを買えばその必要は無い。僕はKijima製アクセサリー電源ユニットに付属していたギボシ端子を使った。

スイッチ部取付
どれだけの配線長が必要になるかわからないから、最初にスイッチ部を取り付けることにした。スイッチのステーに両面テープを接着してから左ミラーを外し固定。Keadear製スマホホルダーと同居する形になったが問題なく取り付けられた。ミラーの外し方と付け方についてはスパナ2本でできるがネットの情報を参考にしてほしい。

ステーにスイッチ取り付け。


ヒーターをグリップに巻き付け
ヒーターからの配線はほぼ真下から出るようにした(左側も同様)。付属の紐を用いてヒーターを強く縛る。


1シーズン使用した感想
結論、これは買って満足した。僕はPCX150を所有していた時にホンダ純正グリップヒーターをよく使っていたのだが遜色ないくらいしっかりと温まるし、値段も純正グリップヒーターや電熱グローブよりかなり安く購入できることがその理由だ。
「安くグリップヒーターを取り付けたい」という人がいれば僕は迷わずカエディアのグリップヒーターをオススメするが、北海道や東北在住の人にとって適切かはわからない。なぜなら僕は瀬戸内気候の温暖でスタッドレスタイヤとは無縁の地域に住んでいるからだ。瀬戸内気候での使用感ということを念頭にインプレを書いていく。
温度調節機能(5段階)
僕は2、3、4を多用した。ちなみに夏グローブ+ハンドルカバーでの話。僕は冬グローブをあまり装着せず、冬であっても夏グローブ+ハンドルカバー+グリップヒーターでバイクに乗っている。冬グローブ装着の場合、温度設定は4以上にすることでしっかり温かさを感じるようになった。
真冬が来るまで&真冬が過ぎた少し寒い時期に温度設定2と3(昼間は2で夜間に3が多い印象)を使用。
真冬では温度設定3と4(昼間は3で夜間に4が多い印象)を使用。温度設定1と5の出番は一回も無かった。0℃を下回るような環境では温度設定5が活躍するのかもしれない。
グリップ径が太くなることによる操作感
結論問題なし。バイクのグリップにヒーターを巻き付ける形になるので若干グリップ径が太くなるが操作に影響はない。
ヒーターは緩む?
結論緩まない。付属の紐を用いて強めに縛っただけで特に工夫をしていないがグリップとヒーターがずれることは一度もなかった。
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