ジクサー150ACC電源取り出し【Kijimaアクセサリー電源】

バイク

ジクサー150にKijima製ACC電源取り出しユニットを取り付ける。目的はドライブレコーダーとグリップヒーターを装着し、キーONに連動してそれぞれに電源供給するため。

ACC電源の取り出しは一見難しそうだが意外と簡単。僕自身面倒くさそうという先入観があり食わず嫌いしてきたが、勉強と思ってACC電源取り出しをやってみた。初めてということもあり時間はかかったものの、素人なりに業務遂行できた。

どのようなバイクでも考え方は共通していると考えられるので作業内容を備忘録として残しておく。

準備物

  • Kijima製アクセサリー電源ユニット
  • プラスドライバー
  • 六角レンチ
  • インシュロック(結束バンド)

アクセサリー電源ユニットをDaytona製ではなくKijima製を選んだ理由は、エーモン製電工ペンチセットに同梱されているギボシ端子サイズとアクセサリー電源ユニットのギボシ端子サイズが同じだから。Daytona製だとギボシ端子サイズがCA/CB103になるので新しくギボシ端子を追加購入しなければならない。

Kijima製アクセサリー電源ユニットのギボシ端子サイズはCA/CB104であり、エーモン製電工ペンチセットもCA/CB104なのでサイズが適合している。CA/CB103とCA/CB104は接合することができないので注意。

予習

アクセサリー電源ユニットの設置場所はシート下。バッテリーは左側フレームカバーを外すと出てくる。ACC電源は右側フレームカバーを外すと出てくる。

ACC電源の取り出し方はENDURANCEグリップヒーター取付説明書を参考にした。ジクサー向けの取付説明書がENDURANCE公式にある。実物を確認してみると右側フレームカバーを外した方がアクセスが良く、テスタで通電確認したところACC電源であることが確認できた。ちなみにギボシ端子(CA/CB104)である。

取付の様子

リアシート→フロントシートの順番に取り外す

まずはキーを使ってリアシートを外す。すると六角穴付きボルトが出てくるので六角レンチを使って2か所外す。これでフロントシートを取り外すことができる。

左右のフレームカバーを取り外す

左右どちらともフレームカバーの外し方は同じ。外す順番もどちらからでもOK。

六角穴付きボルト3か所(赤丸)、ファスナ1か所(緑丸)、フック2か所(紫丸)を外し、車体後方へスライドさせるとフレームカバーを外すことができる。

アクセサリー電源ユニットのINPUTをバッテリーへ結線

まずは配線ルートを確認。その後、Y端子をバッテリーへプラス→マイナスの順番で結線する。この状態で念のためテスタを使ってOUTPUTの3系統を全て通電確認。結果、0VだったのでACC電源に接続していない状態では電源が供給されないことを確認できた。

アクセサリー電源ユニットのACCをACC電源へ接続

続いて残りの1本をACC電源へ接続。ACC電源は車体右側からだと作業しやすい位置にある。下画像の赤丸で囲んだものがACC電源であり青色テープで巻かれていた。真下にエンジンがあるので接触を防ぐためにテープで固定していると思われる。作業性を良くするために一旦青テープを除去したが、後から同じようにテープで固定した。不安ならインシュロックで固定した方がよい。

白線に接続する。白黒線に接続するとアクセサリー電源ユニットに電源が供給されないので注意。ギボシ端子のサイズは適合していたのでこのまま接続できた(CA/CB104)。この状態で再度OUTPUTの通電確認。結果0Vなので問題なし。

キーONし、OUTPUTの通電確認。電圧が生じていたため正常に動作していることを確認できた。

インシュロックで配線を固定

正直この作業が一番面倒。何も考えずに配線を固定していくと、フレームカバーに挟まって断線したり熱を持つものに接触して線が溶けたりして危険。あとは念のためノイズ対策としてセンサー類の配線と束ねないようにした。

アクセサリー電源ユニットはフロントシート下に保管。画像は適当に置いているので真似しないように。

ヒューズボックスからの取り出しを検討したが断念

ヒューズボックスからACC電源を取り出せられるが断念した。理由は2つ。

  • ヒューズボックスの蓋が開いたままになる
  • 万が一ACCを接続したヒューズがショートしヒューズが断線した場合に安全なヒューズがない

1つ目に関しては蓋を加工するなり3Dプリンタで特注品を製作すれば対応可能だが面倒なので却下。

2つ目に関しては僕がビビり過ぎなだけで「そこまで気にしなくてもいいでしょ」とツッコまれそうな内容。事前にACCを取り出せられるヒューズを調べた結果SUBから取ろうと考えていた。念のためSUBのヒューズが断線した時にどうなるか調べたら車体の電源がOFFすることがわかった。だからヒューズから電源を取ることを断念した。

下の画像はSUBのヒューズを取り出してキーONにした状態。この通り電源がOFFしてしまうため走行中にこのような事態になると非常に危険。
※僕が心配性なだけなので絶対にやめた方がいいと言っているわけではない

ちなみにMAINとABSはかなり大事そうなので触りたくないからNG。HEAD-HIはヘッドライトのハイビームONにしている時だけ通電するするのでNG(ハイビームにしていないとドラレコやグリップヒーターが使えない)。METERはバッテリー電圧をメーターに表示させるためのもので常時通電状態なのでNG。

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