【1周年】ジクサー150インプレ【こういうのでいいいんだよ】

バイク

ジクサー150が2024年8月に納車されてから約1年経過したから1年インプレを書く。結論このバイクを一言で表現するとこういうのでいいんだよなバイクだ。もちろんいろんな意味で初心者にもおすすめできるバイクだが、どちらかというとこういうのでいいんだよなバイクを求めている熟練?玄人?経験豊富?なライダーにぴったりだと感じている。

ということで、約1年総走行距離3,500[km]乗ってきた感想を良い点、悪い点に分けて書いていく。

良い点

燃費が良い

普段使いだと40[km/L]は走る。最高燃費は秋の気候が良く信号も少ない下道ツーリングをした時で57.5[km/L]を記録した。この燃費を見たときは脳が震えた。

普段使い燃費に関してもう少し詳しく言うと、冬の街中信号もそこそこあってたまにバイパスに乗るような状況で40[km/L]。冬以外の同じ状況で45~48[km/L]。過去PCX150に乗っていたが似たような燃費となっている。40[km/L]を下回ることはなさそうな所感。ただし、50[km]以上のツーリングでの燃費はPCX150は最高52.7[km/L]に対し、ジクサー150は最高57.5[km/L]なのでロングツーリングをするならジクサー150の方が良くなると考えられる。

40[km/L]を下回るような状況を予想すると冬で毎回の走行距離1[km]以下、ほとんど坂道のような場合だと思われる。

燃費記録(満タン法)

  • 344.6[km]÷7.21[L]=47.79[km/L]
  • 178.9[km]÷3.11[L]=57.52[km/L]
  • 397.3[km]÷9.75[L]=40.75[km/L]
  • 410.8[km]÷9.90[L]=41.50[km/L]
  • 422.6[km]÷9.41[L]=44.91[km/L]
  • 420.5[km]÷8.82[L]=47.68[km/L]
  • 449.1[km]÷10.10[L]=44.47[km/L]
  • 504.0[km]÷9.70[L]=51.96[km/L]
  • 484.1[km]÷9.90[L]=48.90[km/L]

維持費が安い

結論、5年所有想定で皮算用した結果年間5.3万円となった。ただし僕が所有している環境での試算なので全員に当てはまるわけではないから注意。参考程度に留めておいてほしい。

ちなみにこの結果はジクサー150に限らず150cc以下のバイクなら大体当てはまると思われる。金額が大きく変わってくる部分はタイヤ代くらいかも。

車体価格が安い

2025年7月時点で車体価格\350,000(税抜)となっている。これは150ccクラスの中で最安値だ。国内正規販売されている同クラス帯を見てみると税抜価格でXFORCEが\370,000、NMAX155が\418,000、PCX160が\420,000、ADV160が\450,000、YZFR15が\470,000。こう見るとXFORCEも結構頑張っている。

150ccで国内正規販売かつMTに限定すると現時点で購入できるのはジクサー150とYZFR15のみ。値段差が\120,000もあるからジクサー150を選択すると差額でヘルメット等の身に付ける装備を豪華に揃えることができる。お財布に優しい。

ただし、これは2025年7月時点での話なので今後国内正規販売されていないバイクが台頭してきたらジクサー150の立場が危うくなる。例えばFZXやXSR155、W175やレジェンド150FIがラインナップされるようになったらそれらを購入候補にする人が増えると思われる。

整備しやすい

センタースタンドと電圧計が標準装備されている。これが素晴らしい。特にセンタースタンド。あなたのおかげでエンジンオイル交換とチェーンメンテがかなり楽になる。今まではデイトナのイージーリフトアップスタンドを使って後輪を浮かせていたがやっぱりセンタースタンドの方が圧倒的に整備しやすくなる。イージーリフトアップスタンドも便利でオススメできるアイテムなので僕はセンタースタンドが無いバイクに乗り換えたら絶対使う。ローラースタンドは個人的にオススメしない。

エンジンオイル交換時のセンタースタンドが活躍する理由は地面とオイル排出口の間に大きい空間ができること。このおかげで排出オイルをキャッチする袋がエキパイに当たらないようにできるから溶けない。他にもオイル受皿が不要になる。

チェーンメンテ時のセンタースタンドが活躍する理由は後輪を手でガンガン回せられること。一応車体をちょっと移動させてチェーンを磨くを繰り返せばできなくはないがやめた方がいい。

電圧計はわざわざテスタを買わなくて済むのが経済的。ちなみに電圧計はメーター表示されているから確認が楽。

自動車専用道路に乗れる

ジクサー150に限らず125[cc]を超えるバイクは自動車専用道路に乗れる。だから生活圏内やよく通る道に自動車専用道路がある人はオススメできる。

ただし注意点として快適に乗れるわけではないから「高速道路に乗って遠くまでツーリングするんだ!」とか考えていたらやめた方がいいかもしれない。人によっては余裕を感じる人もいるかもしれないが快適じゃないと感じる人が多数派だと思われる。

高速域での快適を実現するためには、エンジンの余裕があり振動が少ない(低回転で巡行可能)、横風に煽られない(重い車重)、前方からの風を防ぐ(防風性能)が思いつく。ジクサー150はこれらの真逆となっているからおまけで自動車専用道路に乗れるくらいに考えておいた方がいい。

軽いから気軽に乗れる

軽いは正義。結論バイクに跨って発進するまでがどれだけ楽かが大事。ジャケット着てヘルメット被ってグローブつけてブーツ履く等の儀式ですらちょっと面倒に感じるのに、その後重たいバイクを押し引きするって考えると乗る気がなくなる。車も所有しているなら車に吸い込まれてしまう。

だけどジクサー150は250[cc]クラスの車体サイズにも関わらず装備重量139[kg]とバイクの中では軽量といえる。pcxが134[kg]だがその差はほとんど感じられず取り回しが気楽だと僕は感じている。

目的地の駐車場が砂利だったり少し勾配がある場所でバイクを取り回す時に軽いという恩恵を受けたことが何度もある。

悪い点

快適巡行速度は80[km/h]まで

結論6速が欲しくなる。このバイクは5速までしかないが下道を走る分には問題ない。停止時から80[km/h]まで到達はサクサクだし80[km/h]での5速回転数が約5,800[rpm]となる。この時ハンドルに微振動が発生するが個人的には気にならない。しかし、80[km/h]を超えてくると加速が渋くなるし振動も大きくなるから6速が欲しくなる。高速道路を長い距離走る場合ゆっくり走っているトラックを見つけて走行車線を淡々と走ることになると考えられる。

このことからジクサー150は自動車専用道路にオマケで乗れると意識しておいた方がいい。

それと高速道路を快適に走りたいのなら650cc以上のミドルクラスがおすすめ。僕は過去にSV650、CBR650R、MT07を所有していたのだが全て高速道路が快適だった。

停車時からの加速はスクーター(原付2種)に劣る

信号待ちからのフルスロットルスタートダッシュはスクーター(原付2種)に多分負ける。実際にその勝負を試したことはないがPCX150(2015年モデル)を約5年所有した経験を基に推測している。僕が下手なだけだったら誠にごめんなさい。

1番言いたいことはジクサー150では通勤のシグナルダッシュ大会で優位になれないということだ。なぜなら通勤でスクーターに乗っているオヤジっちや兄さんたちは猛者だから。

とは言ってもジクサー150も排気量なりの加速力があるから日常使いやツーリングで流れに乗って走る分には問題ないし楽しく乗れる。

もし原付2種のスクーターからの排気量UP乗換を検討していて加速力の向上を目的にジクサー150を選ぶのはやめた方が良い。それならPCX160やNMAX155を選んだ方が良いと思う。

DIYで取り付けた装備

リアキャリアとリアボックス

リアキャリアはエンデュランス製のものを使っている。これは耐荷重が8[kg]までで他社の5[kg]とかより大きく安心できるのでオススメ。しかし1点欠点がありタンデムグリップ部分へ水が侵入してしまうことだ。どういうことかというとリアキャリアを装着するのに純正タンデムグリップを外し、外した箇所にリアキャリアを固定する。その時に大きな隙間が発生してしまうから雨天時や洗車の際に水が浸入してしまうということ。

リアボックスはKijima製のものを使っている。50[L]の大容量サイズだからSHOEIのGT-Air2が2個並んで入る。普段はヘルメットとバイクジャケット、グローブを収納できているのでかなり便利。冬用のジャケットだとボックス内が満席になるからそれ以上入れられなくなる。ボックスの幅は車体より大きいがハンドルより小さい。

USB電源

僕はスマホ充電用にUSB電源を取り付けている。2020年頃に買ったものでUSB-A対応となっており当時はこれで充電できていたが、現在はiPhone16だからUSB-Cじゃないと充電できない。もちろん変換アダプタを接続すればよいだけの話だが、USB電源を買い替えるとなるとUSB-Cが接続できるタイプのものを買う予定だ。

それとスペースをあまり取らないタイプの方が収まりがよいからそちらにするつもり。

アクセサリー電源

アクセサリー電源(ACC電源)はキースイッチONに連動して電源を供給することができるアイテム。僕が使っているKijima製のものは4点まで電源を供給でき、その内2点をグリップヒーターとドライブレコーダーに接続している。デイトナ製や他社製からもアクセサリー電源が販売されているが個人的にはKijima製を推している理由は施工の観点からなのだが詳細は下記記事で記載している。

スマホホルダー

現在はカエディア製クイックホールドビートルKDR-M14Cを装着している。特に不満なく使えているからラムマウントみたいな高額品を買わなくても\2,000代から購入できるカエディア製を買う方がコスパがいい。ただし、充電機能と振動吸収機能が付加されると価格がグンと上がるイメージがある。

次購入するなら振動吸収機能がついたKDR-M11CPJを選定するつもり。理由はiphone16に買い替えたから。噂には聞いていたがiphone16のカメラ機能はかなり満足度が高い。これを守るために振動吸収機能のついたものを選ぶ。Amazonの価格変動を確認したら不定期に約\3,200になっているから予算的にも問題ない。

それとミラーにマウントできる部品が付属されているのも良い。ハンドルバーだと視線移動距離が大きくなるから個人的にストレスが大きい。そこでミラーマウントにしてみたらストレスが結構軽減された。

グリップヒーター

寒い時期もバイクに乗るならグリップヒーターは必須。僕はできるだけ費用を抑えたかったからDIYでカエディア製の純正グリップに巻き付けるタイプのものを購入した。結果として大満足。夏グローブとハンドルカバー併用であったか空間を実現できた。取付は結構大変だったけど。もしお財布に余裕があるなら店舗に装着してもらう方が楽で良い。

ドライブレコーダー

ドライブレコーダーはAKEEYO製のものを装着している。中国製っぽくて怖かったが2019年7月から使っており2025年8月現在も使用できているから耐久性は予想以上に良い。ミツバサンコーワ製のような3万円以上するドライブレコーダーは必要ないんじゃないかなというのが個人的感想。次も1万円代のドラレコを買う予定。本体に液晶表示があるタイプならドラレコ取付時にカメラ確認やmicroSDの定期フォーマット、時々カメラ角度の確認をすることができるから便利。

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