【ストレーナ】水栓メンテナンス【洗面・キッチン・風呂】

DIY

水栓のメンテナンスは怠りがちな気がする。水が出てこれば何も気にならないし、僕自身家を購入するまでは水栓をメンテナンスしようなんて一回も考えたことがなかった。

しかし、いざ水系のトラブルが発生すると判断力が鈍って金銭的にかなりの損失を被る可能性がある。それを回避するために、取説を読んでメンテしてみた。

水栓メンテは意外と簡単だったので3年以上やっていない人は是非やってみてほしい。

準備物

  • マイナスドライバー
  • ピンセット
  • ストレーナのゴミを取るブラシ(古歯ブラシ等)
  • ペンチorウォーターポンププライヤ

洗面台の水栓(INAX製LF-WG397SY)

洗面台の水栓は下画像のような標準仕様のもの。今回掃除するのは中央の円柱形部分。掃除箇所は2か所で散水板と呼ばれる水の出口と、ストレーナと呼ばれるごみをキャッチする網だ。それでは各箇所を見ていく。

散水板

散水板は下画像の小さい穴が無数にある部分。メンテ内容はこの小さい穴たちを安全ピンでほじくるとのこと。ほじくると言ったがツンツンするくらいでグリグリは禁物。ツンツンすることで詰まっているゴミを除去すればok。新築時から1年半経過時点で確認してみたが特に詰まりも無いし、水の出方も問題ないことから何もしなかった。

そもそもストレーナでゴミをキャッチしてくれているから次は3年後に確認してみる。

ストレーナ

ストレーナは内部にあるので分解する必要がある。分解といってもストッパーを取って引き抜くだけなので簡単。ストッパー(赤丸)はマイナスドライバーがあれば簡単に取れる。引っかける部分があるのでそこに引っかけて引き抜くだけ。

下画像はストッパーを引き抜いた様子。この後切替ユニットを引き抜くのだが、つまみを真ん中にしておいた方が引き抜きやすかった。下画像がつまみを真ん中にした状態。

引き抜いた切替ユニット。銀色の網がストレーナである。白いカスのようなものが付着しており、ストレーナとしての機能を果たしてくれている。これは取り外してカスを除去した方がよい。ピンセットで取れるか試してみたがダメだった。ピンセットで球状になっている部分を掴めば引っこ抜くことができる。ただし、強い力をかけると変形してしまう恐れがあるからできるだけ弱い力で。

ストレーナを引き抜いて反対側から見てみると意外とゴミの量が多かった。洗い方は、キッチンの蛇口を使って高圧の水をストレーナに当てるとゴミをかなり除去できた。浴室のシャワーでもいいと思う。

かなりゴミを除去できた。元に戻す時の注意点として、取付の向きを間違えないようにする。取り付けた際に丸く膨らんでいる部分がこちらに向いていればok。向きを間違えるとストレーナにゴミが溜まりやすくなって流量低下を引き起こしやすくなるらしい。新築から1年半の時点では流量の低下を全く感じなかったので、次は3年後にメンテしてみる。

キッチンの水栓(LIXIL製SF-HB452SYX)

メンテ箇所は洗面台と同じ。散水板は同様に問題なかったので今回はスルー。ストレーナだけ掃除する。

ストレーナ

外し方は洗面台とほぼ同じ。「ストレーナーの外し方」シールが貼っているのでこれを参考に外せばok。ちなみにマイナスドライバーが無くても指で外すことができるし、ストッパーが水栓から離れない設計になっているので利用者にとって使いやすい仕組みになっている。素晴らしい。

切替ユニットを外した。やはりストレーナに白いゴミが付着している。ピンセットでストレーナを引き抜く。

シャワーの高圧水でストレーナに付着しているゴミをある程度除去した。完全に取り除くには時間がかかるので少し残っているがよしとした。

風呂の水栓(KVK製KF850)

風呂の水栓は注意が必要。必ず湯側と水側両方の止水弁を閉めてから作業を行う。もし閉めなかったら作業中に熱湯が出てくる危険性がある。

止水弁の閉め方

止水弁にはマイナスドライバで回せられる溝があるため、ここにマイナスドライバを当てて時計回りに回すだけ。完全に閉まったら物理的に回せなくなるので、何回転回したか数えておく。僕の場合、両方とも約5回転だった。

止水弁を閉めたら本当に水や湯が出てこないか確認する。下画像のように右側のハンドルを回してもシャワーや吐水口から水が出てこなかったらok。

止水弁のストレーナ(湯側と水側)

まずは湯側のストレーナを掃除する。ちなみに水側ストレーナは綺麗な状態だったので省略。湯側はソケットカバーが取付られていたのでまずは手でカバーを外す。

続いてペンチかウォーターポンププライヤを使ってギザギザ部分を挟み、反時計回りに回す。僕はこのギザギザを傷つけたくなかったのでウエス(いらない布)を間に挟んだ。

※下の画像は止水弁が閉じられていない状態なので真似しないように!

ストレーナを確認すると緑色のゴミが全体的に付着していた。

水とブラシを使うとそこそこ綺麗に除去できた。

吐水口のストレーナ

吐水口は手で回して取り外すことができた。

中にはストレーナが2枚入っていた。どちらも全然汚れていなかったのでそのまま戻した。

まとめ

ストレーナの清掃は意外と簡単だとわかった。頻繁にチェックするようなものではないと思われるので3年に1回くらいでいいのかもしれない。もしくは水の勢いが弱くなったら確認。

このメンテができるだけで水栓トラブルによる高い出費を回避できるかもしれないので、必ず覚えておきたい。

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